本日の納車(2018KONA EXPLOSIF フレーム組)

本日の納車は、2018 KONA EXPLOSIF(エクスプロシフ) のフレーム組車です。

S様、この度は当店をご利用いただきありがとうございました。

以前、29erフルサスオールマウンテンをご購入頂いたS様、夏場は常設コースを走り回って当店で組み上げた自転車を堪能して頂いた様です。登山も好きで自転車を担ぎがあるような山でも楽しまれているとの事。しかし、流石にフルサスは担ぎ難くいのでハードテールで狭い山でも使える自転車が欲しいなと言うお話を頂きました。軽量なカーボンフレームも検討いただきましたが、乗ったことのないクロモリフレームにしてみようと言う事になりました。

27.5インチのクロモリフレームと言っても各メーカー色々なジオメトリーと価格設定がある中で、ジオメトリーが攻め過ぎず低価格なKONAになりました。残念ながら、2019モデルではカタログ落ちしてしまった車種ではありますがフレームの材料にReynolds 520 Butted Cromolyを使用していたり、ブースト規格対応になっていたりと、シングル対応のトラックエンドになっていたりで申し分ない感じです。

今回この自転車を組むに当たり、必要な所にはお金を掛けて、コストを落とせるところはなるべく安くと言うコンセプトでパーツの選択を致しました。

重要な部分で妥協しない方が良い所として、ヘッドパーツ、ハブ、変速機、カセットスプロケット、サスペンションです。ここを妥協してしまうと乗り味、走行性能、耐久性が極端に低下してしまいます。

選んで頂いたのは、ヘッドパーツはクリスキング、ハブはGLC、変速機とカセットスプロケットはシマノXT、サスペンションはXフュージョンSWEEPです。

細かく部品の違いについて書きたいところですが、今回はサスペンションの紹介だけさせて頂きます。

Xフュージョンのフロントフォークは、SWEEP RL2 27.5BOOST用(インナー径34㎜)を130㎜にして使用しています。フレーム推奨ストロークは120㎜ですが、上りを犠牲にせず下りでの性能を考えると10㎜アップはかなり有効的です。

ちなみに、このSWEEPはRL2と言うグレードの低いダンパーが装着されているモデルですが、上位グレードとはダンパーの違いだけしかありません。後でダンパーだけのアップグレードも対応しています。ストロークも100~160㎜まで20㎜刻みで変更できますし、今回は当店で加工して130㎜仕様にしてあります。

動きも良くこれだけの性能を持っているにも関わらず、71,000円(税込)とコストパフォーマンスが高い一品です。上位グレードのダンパー、HLRカートリッジは部品代で39,800円(税込)なので後々オーバーホール時にグレードアップするのもありだと思います。

お客様のご要望に出来る限り沿った内容で、色々な案をご提案させて頂きます。

こんな風に自転車を使いたいけど、どんな自転車が向いているのか。この自転車が気になっているんだけど、自分の使い方に有っているのか。など、気になる事があればお気軽にご相談下さい。